姫路城

- 姫路市 ?

 「姫路城」は国宝に8棟、重要文化財には74棟が指定されている。1993年に「法隆寺」とともに日本ではじめてユネスコ世界文化遺産に登録され、別名「白鷺城」といわれる美しい姿が世界に紹介された。戦国時代、古来より要衝の地であった姫路に豊臣秀吉が築いたのが最初で、あとに池田輝政が改築し現在の規模になった。本丸は大天守と3つの小天守からなり、左渦巻状の塀が3重にめぐっている。広場になっている三の丸より西の丸、二の丸、本丸と進む。周囲の角に櫓が建ち、渡櫓がそれらを結ぶ。築城後初めての全面解体修理は昭和10年(1935)に始まり、第2次世界大戦をはさんで約30年間続いた。このうち昭和31年(1956)から行われた天守閣群の工事を一般に「昭和の大修理」と呼んでいる。このような文化財の修理は後にも先にも最大級のもので、仮設工事から細部に渡る仕上げ工事まで当時の叡知を集結させて行われた。それにより数多くの事柄が発見され明らかにされた。例えば秀吉築城の天守が現在と同位置であったことや、主要な構造主である東西大柱のうち一方は、1本の木によって作られたが、もう一方は2本の木を継いで作られたことなどは解体されなければわからないことである。今後の文化財行政を考える上でも鍵になる建造物であることは間違いない。

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